14日、小倉競馬場で行われた小倉記念(GIII・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の1番人気メイショウカイドウ(牡6、栗東・坂口正大厩舎)が4角手前から外を回って末脚を伸ばし、馬群の中を割ってきた2番人気ワンモアチャッター3/4馬身差をつけ快勝。勝ちタイムは1分58秒0(良)のレコードタイム。さらにクビ差の3着には3番人気ツルマルヨカニセが入った。
勝ったメイショウカイドウは父スキャン、母キンセングローリー(その父ヒッタイトグローリー)という血統。昨年のこのレースで重賞初制覇を飾り、今年の小倉大賞典(GIII)で重賞2勝目。その後の中山記念、マイラーズC(共にGII)では7着に敗れたが、前走の北九州記念(GIII)で2馬身差の快勝を収め、27年ぶり史上4頭目の小倉3冠を達成。今回の勝利で同レース連覇、さらに今年小倉で行われた3重賞を全て制した。通算成績35戦10勝(重賞4勝、地方1戦1勝)。
鞍上の武豊騎手、管理する坂口正大調教師ともに同レース連覇を達成。JRA重賞は、武騎手が今年14勝目で、通算208勝目、坂口調教師は今年3勝目(全てメイショウカイドウ)、JRA通算25勝目となった。