マイネルセレクト、屈腱炎発症で引退へ

2005年08月31日 21:28

 31日、04年JBCスプリント(交流GI)を制したマイネルセレクト(牡6、栗東・中村均厩舎)が、右前脚に屈腱炎を発症していることが分かった。完治には最低でも1年以上の加療期間を必要とする見込みで、今後再発する可能性が高いことから現役を引退することになった。今後は新冠・ビッグレッドファームで種牡馬入りする予定。

 マイネルセレクトは、父フォーティナイナー、母ウメノアスコット(その父ラッキーソブリン)という血統。祖母に80年エリザベス女王杯を制したハギノトップレディ、伯母に91年安田記念(GI)などGI・2勝を挙げたダイイチルビーがおり、華麗なる一族の出身となる。01年10月に迎えた新馬戦(福島・ダート1000m)を6馬身差で圧勝。その後はダート戦で着実に勝ち星を重ねるも、度重なる脚部不安から出世が遅れていた。4歳秋のシリウスS(GIII)で重賞初制覇を成し遂げると、GI初挑戦となったJBCスプリント(交流GI)で2着と好走。翌年は、ドバイゴールデンシャヒーン(首G1)にも出走(5着)し、同年秋のJBCスプリントでGI初制覇を成し遂げている。今年も、黒船賞(交流GIII)を制すなどダート短距離路線での活躍が期待されていた矢先の出来事だった。通算成績17戦10勝(うち重賞5勝)。

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