11日、阪神競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1600m)は、上村洋行騎手騎乗の1番人気クリノスペシャル(牝2、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、3番手追走から直線抜け出し、2番人気メイショウアンドレに2.1/2馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分36秒3(良)。同馬は父スペシャルウィーク、母ペパーミントグラス(その父ヘクタープロテクター)という血統。伯母に89年阪神牝馬特別(GIII)などJRA・6勝を挙げたルイジアナピット、伯父には89年新潟3歳S(GIII)を制したダイカツリュウセイがいる。03年セレクトセールにて1550万円で落札されていた。デビュー戦(牝、小倉・芝1200m)は2着、続く未勝利戦は4着だった。通算成績3戦1勝。スペシャルウィーク産駒は、JRA現2歳世代12頭目の勝ち上がりとなった。
中山1R・2歳未勝利(芝1200m)は、江田照男騎手騎乗の4番人気シルクラズベリー(牝2、美浦・大和田稔厩舎)が好位追走から直線で抜け出すと直後から脚を伸ばした6番人気スパークチャットに2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分09秒7(良)。同馬は父フォーティナイナー、母シャクヤク(その父ノーザンテースト)という血統。牝系には90年デイリー杯3歳S、91年ペガサスS(共にGIII)勝ち馬で、91年桜花賞(GI)3着のノーザンドライバー(父ノーザンテースト)がいる。デビュー戦(福島・芝1200m)は6着。続く2、3戦目は共に4着で、4戦目での初勝利となった。通算成績4戦1勝。
札幌1R・2歳未勝利(芝1200m)は、藤田伸二騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)バロンハーバー(牡2、美浦・平井雄二厩舎)がスタートから先頭をキープし、後方から追い上げてきた2番人気ナイスソニックに1.1/2馬身差を付け初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分10秒8(良)。同馬は父ボストンハーバー、母マルカジャンプ(その父アレミロード)という血統。7月のデビュー戦(ダート1000m)で8着に敗れたが、2戦目(芝1200m)は0.2秒差の2着。前走(芝1200m)も逃げて2着と好走していた。通算成績5戦1勝。また、新種牡馬ボストンハーバー産駒は、JRA現2歳世代5頭目の勝ち上がりとなった。