アンバルブライベンは田中健を背に初となる函館芝の感触を確かめた
程良くグリップの利く馬場を気持ち良さそうに駆け抜け、楽な手応えのままフィニッシュ。初の洋芝参戦となる
アンバルブライベンは、函館の芝で適性を確認した。馬なりで4F53秒5-39秒1-12秒2。直線でスムーズに加速し、普段と変わらない軽快な走りで最終リハを完了した。
「きょうは芝の感触を確かめた。悪くないですね。パンパンの馬場よりも乗りやすかったくらい。この馬の
スピードを生かせそうな感じはする」と笑みを浮かべた田中健は、出来にも太鼓判。「滞在効果で落ち着きがある。それでいて、追い切りをやるごとに気合も乗ってきた」と理想的な精神状態を喜ぶ。
昨年10月以降は重賞2勝を含む5戦3勝、2着1回。前走の高松宮記念は15着に大敗を喫したが「直線が長いコースはつらい。それに右回りの方がいい」と条件が不向きだった。「行き切れれば強い競馬をする」。洋芝適性への自信も深めた今、やるべきことはただひとつ。
スピード全開の逃げを打つだけだ。