ミュゼエイリアンなど、セントライト記念1週前厩舎情報/美浦トレセンニュース

2015年09月10日 14:15

断続的に降り続く雨の中、セントライト記念の1週前追い切りを行ったミュゼエイリアン(撮影:佐々木祥恵)

 追い日にあたる9月9日(水)と10日(木)の2日間、美浦トレーニングセンターのある茨城県は、大雨に見舞われている。断続的に降り続く雨の中、美浦トレーニングセンターでは、両日とも予定通りに調教が行われた。10日(木)も時折雨脚が強まる悪コンディションの中、9月21日のセントライト記念(GII)に向けて、ミュゼエイリアンとロッカフェスタの2頭がそれぞれ併せ馬で追い切った。

■ミュゼエイリアン(牡3・美浦・黒岩陽一)について、黒岩調教師。
「前走(日本ダービー・GI・10着)後は放牧に出て、リフレッシュして体も大きくなって戻ってきました。今日は天気が悪い中でしたが、1週前としては十分な内容の追い切りができましたし順調に来ています。今回は中山の2200mを上手に走れるかが課題となりそうですね。ただムキになって走る馬ではないので、大丈夫だと思います」

■ロッカフェスタ(牡3・美浦・田村康仁)について、田村調教師。
「前走(3歳以上500万下)は、新馬戦で勝った時よりも調子が良かったですね。初めての古馬相手の競馬でしたが、良い勝ち方をしてくれました。5か月半の休み明けでしたが、気性が勝っていますので、いきなりでも走ります。カン性のきついところのある馬ですし、前走後は山元トレセンに2週間ほど放牧をさせて楽をさせました。こちらに戻ってきてからも順調に来ていて、今日の追い切りの動きも良かったです。

 今回は初めての右回りの中山になりますが、これまで東京、新潟と使ってきて、輸送や違う環境での競馬を経験していますので、初コースも大丈夫でしょう。ここ2戦とも良い位置で運べていますから、中山のコース形態も大丈夫だと思います。気性が激しい面を持っていますが、乗り手の指示に従順な馬ですし、距離延長も問題ないでしょう。重賞ですから胸を借りるつもりで臨みますけど、どのような競馬をしてくれるか楽しみです」

■ラジオNIKKEI賞(GIII)2着のミュゼゴースト(牡3・美浦・大江原哲)は、9日(水)に追い切っている。大江原調教師のコメント。
「前走は重賞で頑張ってくれましたし、ここ3戦の内容は特に良いですね。レース後は放牧に出さずに、プール調教を併用して調整をしてきました。今週の1週前追い切りも良い動きでしたし、順調ですね。トモも以前よりだいぶしっかりしてきました。中山は春(山藤賞・3歳500万下)に勝っているコースですし、今回の条件も問題ないですね」(取材・写真:佐々木祥恵)

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