キタサンブラックは栗東CWを単走で6F78秒1-39秒0-13秒1。6、5Fの時計ははともにこの日の最速だった。力強いフットワークを確認し、清水久師は「テンは速くなったが、しっかりと負荷をかけるように指示しました。まあまあじゃないですか」と納得の表情を見せた。
前走のダービーは14着。5F通過が58秒8と、過去10年で最速のペースを2番手で追走し、初めて馬券圏外に敗れた。「ペースが速過ぎた。でも、いい経験ができました」。中山に変わる今回、「結果の出ているコースですから」とうなずく。
菊花賞(10月25日・京都、芝3000m)か、天皇賞・秋(11月1日・東京、芝2000m)か。秋の最大目標は定まっておらず「ここを使ってから」と話す秋の始動戦。内容の伴った結果を出して、明るい展望を切り開く。
毎日杯馬の
ミュゼエイリアンが、美浦Wで切れのある動きを見せた。
タンジブル(3歳1000万下)を4Fで3馬身追走。馬なりのまま直線で並びかけ、一杯に追う相手を横目に楽な手応えで併入した。4F53秒9-40秒3-13秒1。ダービー10着以来の実戦に、黒岩師は「追うごとに動きは良化。けさの走りも良かった。春との比較で馬体重は増えていないが、体を大きく見せている」と成長ぶりを強調した。