見事にデビュー戦を勝利で飾ったマツリダバッハ(左)=中山競馬場
「2歳新馬」(中山5R・芝1800m)
ダービー馬の弟が秋の中山でV発進を決めた。2番人気のディープインパクト産駒
マツリダバッハ(牡、美浦・国枝)が、1分53秒2のタイムで快勝。ゆったりしたペースのなか、道中は好位のインで流れに乗ると、直線で兄譲りの切れ味を発揮。内から突き抜け初陣を飾った。異父兄は10年日本ダービー、12年天皇賞・秋を制した
エイシンフラッシュ。今後の飛躍が楽しみな良血馬が勝ち上がった。1馬身1/4差の2着は3番人気の
シンボリラパス、さらに3/4馬身差の3着には4番人気の
ミヤビエンブレムが入った。なお、1番人気の
エレクトロポップはゴール前のひと伸びを欠き4着に終わった。
「ケイコでは物足りなさがあったけどね。素質でしょう」と蛯名は実戦での変わり身に驚きを隠せない。今年の千葉サラブレッドセールで1億9000万円(税抜き)の高値を付けた、GI2勝馬
エイシンフラッシュの半弟。「心身ともにこれからの馬」と国枝師は成長を促しつつ、今後のローテを決めていく方針だ。