岩田騎手が跨って菊花賞の1週前追い切りを行ったサトノラーゼン(撮影:井内利彰)
日本ダービー2着、前走休み明けのセントライト記念は7着だったサトノラーゼン(栗東・池江泰寿厩舎)。前走時の1週前追い切り同様、菊花賞(10月25日・京都芝3000m)に向けた1週前追い切りも岩田康誠騎手が跨って、CWでの併せ馬を行っている。
先頭にクラージュドール、それにサトノラーゼンが続き、最後方にはC.ルメール騎手が跨るサトノアラジンという隊列。直線に向いて、3頭の差がぎゅっと凝縮して、ラーゼンが先頭をいつ捕まえようかという手応え。それに内からアラジンが迫るという状況。ラーゼンがクラージュドールをきっちり捕まえて、そのまま最先着すると思われたが、アラジンの反応が素晴らしく、最後は内からアラジンに追い抜かれたように見えた。時計は6F85.8〜5F70.0〜4F55.3〜3F40.8〜1F12.2秒と悪くないが、ゴール直前のシーンをどのように判断するか難しいところ。
(取材・写真:井内利彰)