30日、金沢競馬場で行われた北國王冠(3歳上、ダート2600m・1着賞金500万円)は、徳留康豊騎手騎乗の2番人気テンリットル(牡7、金沢・本厚司厩舎)が、道中後方追走から直線大外に持ち出すと、4番手追走の4番人気タフネスゴールドに2.1/2馬身差を付け優勝した。勝ちタイムは2分55秒1(重)。さらに4馬身差の3着には5番人気タクミシルバーが入った。
勝ったテンリットルは、父モガンボ、母フェデレーション(その父コリムスキー)という血統。01年7月のサラブレッドC(高崎)で重賞初勝利を挙げると、その後も02年、03年の高崎大賞典を連覇するなど、息の長い活躍を続けている。今年に入り、高崎競馬の廃止に伴い金沢競馬に移籍していた。6走前の百万石賞(ダート2300m)で移籍後初勝利。前走の白山大賞典(交流GIII)4着からここに挑んでいた。この勝利で重賞9勝目。通算成績55戦13勝(JRA9戦0勝)。