13日の京都6R・2歳新馬(芝1600メートル)は、
キズナ産駒の
バルセシート(牡、栗東・松下厩舎)が大物感のある走りで初陣を飾った。半姉に19年の阪神JFを勝った
レシステンシアを持つ良血馬が、素質を見せつけた。
まさに切れ味が違った。リズム良く中団を追走し、直線入り口で外に進路を取ると、鞍上の北村友は左ステッキで鼓舞。メンバー最速の34秒8の末脚を繰り出し、前にいた2着馬を一気にとらえると、3馬身半離してゴールした。勝ち時計は1分33秒6。5Rに続き、新馬戦連勝の北村友は「直線でスイッチがオンに入ってくれて、いい走りを見せてくれた」と汗をぬぐい、パートナーをたたえた。
レシステンシアも管理した松下調教師は「いい意味で道中も遊びがあったし、本当に切れましたね」と満面の笑み。今後は未定だが、前途洋々のパフォーマンスだった。(山下 優)