3日、園田競馬場で行われた楠賞(3歳上、ダート1700m、1着賞金300万円)は、松浦政宏騎手騎乗の6番人気アクティブワンダー(牝5、兵庫・戸田山孝次厩舎)が道中中団追走から直線大外に持ち出すと、2番手追走の圧倒的1番人気(単勝100円)ロードバクシンに1/2馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分53秒6(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には3番人気ビゼンカミカゼが入った。
勝ったアクティブワンダーは父アサティス、母リキアイワンダー(その父クリスタルグリッターズ)という血統で、祖母に89、90年京都牝馬S(GIII)を連覇し、JRA重賞4勝を挙げたリキアイノーザンがいる。同馬は02年7月に園田競馬でデビューし、2戦目で初勝利。5戦目に2勝目を挙げるが、その後は勝つことができず、3勝目は04年12月(園田・ダート1700m)だった。重賞は02年園田ジュニアカップ(園田・ダート1700m)の3着が最高成績。今回は約11ヶ月ぶりの勝利で重賞初制覇となった。通算成績59戦4勝。