27日、京都競馬場で行われた3R・2歳未勝利(芝1800m)は、石橋守騎手騎乗の3番人気ヴィクトリーラン(牡2、栗東・田所清広厩舎)が、道中中団追走から直線抜け出して快勝した。勝ちタイムは1分48秒2(良)。父ヴィクトリースピーチ、母ウイニングフェロー(その父タマモクロス)という血統。新種牡馬ヴィクトリースピーチ産駒は、JRA初勝利となった。地方ではハイセイコー記念(南関東G2)を制したアタゴハヤブサ(牡2、大井・蛯名末五郎厩舎)を輩出している。通算成績3戦1勝。
東京3R・2歳未勝利(芝1800m)は、蛯名正義騎手騎乗の8番人気サクラマジェスティ(牡2、美浦・田中清隆厩舎)が好位追走から直線伸びて優勝。勝ちタイムは1分48秒9(良)。父サクラローレル、母は00年中山牝馬S(GIII)3着のサクラアカツキ(その父コマンダーインチーフ)という血統。伯父に94年弥生賞(GII)を勝ったサクラエイコウオー、従兄に05年アルゼンチン共和国杯(GII)などJRA重賞3勝を挙げているサクラセンチュリー(牡5、栗東・佐々木晶三厩舎)がいる。通算成績2戦1勝。
京都2R・2歳未勝利(ダート1200m)は、川田将雅騎手騎乗の5番人気トーホウドンファン(牡2、栗東・崎山博樹厩舎)が好位追走から徐々に進出し直線大外に持ち出し、差し切って優勝した。勝ちタイムは1分13秒9(良)。父トーホウキング、母タイキスプラッシュ(その父Lear Fan)という血統。伯父には98年七夕賞(GIII)2着のタイキフラッシュがいる。通算成績2戦1勝。
東京2R・2歳未勝利(牝、芝1400m)は、蛯名正義騎手騎乗の6番人気ウエスタンビーナス(牝2、美浦・鈴木康弘厩舎)が直線内から抜け出し優勝した。勝ちタイムは1分23秒6(良)。父ボストンハーバー、母は95年フェアリーS(GIII)3着のウエスタンシャープ(その父サンデーサイレンス)という血統。通算成績2戦1勝。
鞍上の蛯名正義騎手は、この勝利でJRA通算1400勝を達成した。
京都1R・2歳未勝利(牝、芝1400m)は、池添謙一騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)プリティタヤス(牝2、栗東・池添兼雄厩舎)が、直線外から抜け出して快勝した。勝ちタイムは1分22秒5(良)。父マーベラスサンデー、母ライトシップ(その父Majestic Light)という血統。叔父にウッドワードSなど米G1・3勝を挙げ、日本でも種牡馬生活を送ったポリッシュネイビーがいる。05年のプレミアトレーニングセールで800万円で落札されていた。通算成績7戦1勝。
東京1R・2歳未勝利(ダート1600m)は、横山典弘騎手騎乗の3番人気ゴーファイトウィン(牝2、美浦・尾形充弘厩舎)が後方から追い込んで優勝。勝ちタイムは1分39秒8(良)。父エンドスウィープ、母ライラアラウィ(その父Mtoto)という血統。半姉に05年愛知杯(GIII)3着のフィヨルドクルーズ(牝4、美浦・大久保洋吉厩舎、父サンデーサイレンス)がいる。通算成績3戦1勝。