ハロー明けの整地された美浦坂路へ姿を現した
アストラエンブレム。外の
マサノハナチャン(4歳500万)と併入し、4F54秒9-40秒5-13秒3を計時した。決して速いタイムではないが「遅くても併せた方がいいだろうと。速くなり過ぎるのだけは嫌だった」と小島茂師は予定通りの内容を強調。「単走でもいいと思ったが、先週の併せ馬がすごく感じが良かったので同じイメージで乗った」と説明した。
異父兄
ブライトエンブレムは中山金杯で伸び切れず6着。「兄弟でも似ているのは顔ぐらい。ブライトは瞬発力がないが、アストラにはしなやかさがある」と違いを語る。490キロ台の兄に比べて、こちらはひと回りコンパクト。中京の新馬戦では470キロ、新潟の2戦目は462キロ、前走、東京のサウジアラビアRCでは452キロと走るたびに体重が減った。6日の朝は鞍を置いた状態で469キロだったという。
関西への輸送は初めてとなるが「初戦も2戦目も意外に輸送では減らなかったので」と心配していない。課題のゲートも「今回は(放牧から)帰ってきてから初めて一度も立ち上がっていない」と成長を実感している。「京都へ行くリスクはあるが、キャリアにもなる。どうせ行くなら関東馬の代表としていい競馬をしたい」。関東馬復権のムードが漂う中、胸を張って西下する。