◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)枠順決定=12月4日、栗東トレセン
第26回チャンピオンズC・G1(7日、中京)の出走馬と枠順が4日、決まった。「考察」キーポイント編は当日の馬場状態を読み、5枠9番に入った
アウトレンジに注目した。馬券は5日18時30分からインターネットで発売される。
スタート直後と最後の直線。2度の坂越えが待ち構え、直線は410・7メートルと東京に次ぐ長さを誇る。中京のダート1800メートルはスタミナ、
パワーが求められるコース設定だ。共同会見で「先行馬が有利かな。追い込み、差しは結構つらいイメージがある」と
メイショウハリオに騎乗する武豊騎手が明かせば、
ラムジェットの佐々木調教師も「(差し馬は)外、外を回るとしんどい」と証言。数頭の本命候補から
アウトレンジ、
ウィルソンテソーロが、スムーズが流れに乗れそうな真ん中付近の好枠に入った。
アウトレンジの前走、みやこS7着は不良馬場でのレコード決着が敗因。普段の先行
スタイルではなく、中団で追走に手いっぱいになったのも馬場適性の差だ。レース当日まで中京競馬場は晴れ予報。2走前の帝王賞で
ミッキーファイトに首差まで迫った実力馬。パサパサの乾いた馬場で、タフさを生かせる展開になれば巻き返せるはずだ。
また、追い込み一辺倒は厳しいレースだが、昨年の
ドゥラエレーデ(9番人気3着)や18年
ウェスタールンド(8番人気2着)と、最内を差してきた馬が人気以上の激走を見せているイメージも強い。内めの3番枠に決まった
メイショウハリオも気になる存在だ。さあ、6日には結論を出す。じっくりと本命馬を導き出したい。(戸田 和彦)