昨年末に阪神芝2000mの自己条件で2勝目を挙げ、その後はノーザンファームしがらき(滋賀県)に放牧へ出て、1月19日に栗東へ帰厩したサトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎)。今朝27日は次走予定のきさらぎ賞(2月7日・京都芝1800m)に向けた1週前追い切りをCWで行っている。

　サトノダイレンサ、トーセンスターダムという隊列の最後方から追走。向正面ではさほどラップが速くなることもなく、3コーナーでもそのラップは同じ。3頭とも余力十分という感じで直線に向いたが、ダイレンサが遅れて、まず前に出たトーセンスターダム。そこから3馬身ほどの差はあったが、一瞬でダイヤモンドが追いつき、追い越そうとする。

　デビュー前から追い切りでの瞬発力は目立っていたが、1週前の時点でこれだけ動けるのは、経験値を積んできたからだろう。時計は6F85.7〜5F69.4〜4F54.6〜3F40.1〜1F11.8秒と全体は平凡でも、終いは優秀。前走後もいいリフレッシュをして、態勢を整えたという印象を受ける。

(取材・写真：井内利彰)