二枚腰を発揮して初陣を飾ったヒラボクミライ(左)=京都競馬場
「3歳新馬」(京都6R・芝2000m)
伏兵馬がゴール前で盛り返した。主導権を握った12番人気の
ヒラボクミライ(牡、父マンハッタンカフェ、栗東・大久保)が一度はかわされながらも二枚腰を発揮。先頭でゴール板を射抜いて、重馬場での攻防を制した。タイムは2分6秒6。半兄には12年の平安Sを勝った
ヒラボクキングがいる。なお、2着は1番人気に支持された祖母に
エアグルーヴを持つ
フランドル。好位追走から最後は目を引く伸びを見せたが、勝ち馬には首差及ばなかった。さらに首差の3着は2番手追走からいったんは抜け出した10番人気
インペリアルスピアだった。
小崎は「ペースを落とし過ぎずに気持ち良く走らせられた。
パワーのある馬。古馬になればもっと走ると思う」と奥深さを感じ取った様子。母系はダートでの良績が目立ち、馬力タイプに育ちそうだ。