(13)
エイシンブルズアイ=栗東坂路で4F67秒5-15秒3。研ぎ澄まされた栗毛の馬体を軽く躍動させて戦う準備を整えた。「回復が早くなって体が楽になったのでしょう。変わらずきていますし、いい状態で臨めます」と野中師。前走重賞Vと勢いは十分だ。磨き抜いた末脚を思い切り放つ。
(14)
アースソニック=栗東の角馬場で調整。白倉助手は「至極、順調にメニューをこなし、エサもよく食べて体の張りもいい」と歯切れはいい。「前走(11着)はスタートで変な出方をして、
バランスを崩し波に乗れなかった。うまく脚をためて直線に向けば」と巻き返しを狙う。
(15)
ローレルベローチェ=栗東角馬場からEへ。乗り出しは多少うるさかったが、平木厩務員は「この馬なりに状態は
マックス。前走も良かったが、引き続きいい」と万全の出来をアピール。
スピードは一線級相手でも引けを取らない。
シルクロードSで2着に粘り込んだ再現を狙っている。
(16)
スギノエンデバー=栗東CWを軽めに流した。若松厩務員は「この馬のいつも通りの調整。状態は変わりなく順調にきている」と笑顔で話す。すでに8歳の春を迎えたが、末脚勝負なら侮れない1頭だ。「いい馬場で競馬ができそうなのはうれしい」と一発に虎視たんたんだった。
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ヒルノデイバロー=栗東坂路で4F69秒9。上籠助手は「状態はここに来て上向き」と好感触だ。かつて、厩舎の先輩で09年覇者
ローレルゲレイロの攻め馬も担当。「厩舎にとっても、僕にとっても縁のあるレース。いい状態で自信を持っていけるのは何より」と強気に結んだ。
(18)
ハクサンムーン=栗東角馬場で前日調整。「雰囲気はいいですね。過去3年と比べても一番だと思います」と田中助手は状態面に自信を見せる。「あとはゲートが開いてみてですね。先行馬もそろいましたが、そのあたりは(酒井)学さんに任せるだけです」と悲願のタイトル奪取を願った。