11日、香・シャティン競馬場で行われた香港ヴァーズ(香G1・芝2400m)に出走した四位洋文騎手騎乗の8番人気シックスセンス(牡3、栗東・長浜博之厩舎)は、道中後方追走から外から徐々に進出し、直線猛然と追い込んだが、同じく後方追走から直線で内を突いたK.ファロン騎手騎乗の2番人気ウィジャボード Ouija Board(牝4、英・E.ダンロップ厩舎)に2.3/4馬身及ばず2着に敗れた。勝ちタイムは2分28秒9(良)。さらに短頭差の3着には4番人気ベストギフト Best Giftが入った。
勝ったウィジャボードは、父Cape Cross、母Selection Board(その父Welsh Pageant)という血統の英国産馬。昨年は、英・愛オークス(英G1・愛G1)、BCフィリー&メアターフ(米G1)を制し、欧州年度代表馬、エクリプス賞・芝牝馬チャンピオンに選出される。今年はプリンスオブウェールズS(英G1)から始動し7着と大敗。レース後に裂蹄と骨折が判明し、休養を余儀なくされる。復帰戦となったプリンセスロイヤルS(英G3)を快勝し、連覇を狙ったBCフィリー&メアターフは2着に惜敗。前走ジャパンC(GI)は、直線伸び切れず5着に敗れていた。通算成績13戦7勝(G1・4勝、重賞5勝)。