帝王賞に向けてピッチを上げているホッコータルマエ(撮影:井内利彰、撮影日は6月7日)
昨年と同じローテーションで帝王賞(6月29日・大井ダート2000m)の連覇を狙うホッコータルマエ(栗東・西浦勝一厩舎)。この中間は5月11日から坂路で時計を出し始めており、先週1日が本格的な併せ馬。今朝8日は更にピッチを上げるべく、国分優作騎手(レースは幸英明騎手)が跨って、坂路での併せ馬を行った。
スタート地点でスキースクールを3馬身ほど追走する位置。相手は滅法攻め駆けする馬なので、それなりの速いペースでラップを刻んだが、相手は余裕の手応え。一方、ホッコータルマエは追いつくのがやっとという感じで交わすところまではいかない。
最後は少し遅れるような形だったが「これだけやれれば十分でしょう」とモニターを見守った西浦昌一調教助手。時計は4F52.2〜3F38.5〜2F25.4〜1F12.8秒と速く、現時点でこれだけの負荷をかけている点を評価したいところ。
(取材・写真:井内利彰)