非常に目立つルックスのクロフネ産駒ストームフレイバー、これからTCKの人気者になって欲しい!(撮影:高橋華代子)
このTCK開催は、7月11日(月)から15日(金)までの5日間開催。13日(水)の第11レースには、南関東クラシック三冠目のジャパンダートダービー(2000m)が行われる。
JRA・他地区からも豪華メンバーが集結するが、大畑雅章騎手が騎乗して東海ダービーを制した愛知のカツゲキキトキトが、今回は愛知のアイドル・木之前葵騎手が手綱を取ることでも話題を集めている(このコンビで重賞2勝)。人馬ともにTCKは初登場。
ちょうどこの日の第9レースに実施されるJRA交流フォーチュネイトひまわり特別(1200m)には、藤田菜七子騎手がミヤコヴィグラス(美浦・菅原泰夫厩舎)に騎乗を予定している。こちらも人馬ともにTCKは初出走。
TCKではもう何年も女性騎手は所属しておらず、この日はいつもとひと味違った雰囲気を堪能できそうだ。
今年すでに170勝を挙げて、昨年に続いて南関東だけではなく地方競馬全体のリーディングに君臨している船橋の森泰斗騎手。地方通算1797勝(7月10日現在)で、このTCK開催中に1800勝が刻まれるのかにも注目したい。
ジャパンダートダービーでは南関東クラシック一冠目・羽田盃馬のタービランス、7月14日の第11レースではJRA卒業生で移籍後11連勝を決めたキタノヘイローなどをエスコート予定だ。ちなみに、森騎手は戸崎圭太騎手と地方競馬の騎手学校時代の同期生。
TCKでも2歳の新馬戦が毎開催行われているが、今開催はひと際目立つルックスの馬がデビューに向けて調整中だ。
ストームフレイバー(大井・月岡健二厩舎)という2歳牡馬で、父がクロフネ、母はアドマイヤカグラ、母父がスペシャルウィーク、半姉にはアドマイヤナイトがいる血統。7月15日4レース(1400m)にスタンバイしていて、鞍上は坂井瑠星騎手の父・坂井英光騎手が騎乗予定。この華やかなルックスからも、TCKの人気者になって欲しい1頭だ。
(文:高橋華代子)