26日、盛岡競馬場で行われたOROカップ(芝1600m、1着賞金700万円)は、陶文峰騎手騎乗の5番人気トキオパーフェクト(セン9、岩手・櫻田浩三厩舎)が、好スタートから先頭に立つと、2番手追走の3番人気ザブレスに1/2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分40秒4(良)。さらにクビ差の3着には1番人気のサイレントグリーンが入った。
勝ったトキオパーフェクトは、父Rahy、母Perfect Probe(その父Mr.Prospector)という血統で、牝系は96年天皇賞・秋(G1)を制したバブルガムフェロー(牡11、父サンデーサイレンス)、03年菊花賞馬ザッツザプレンティ(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎、父ダンスインザダーク)らと同じ一族になる。97年に美浦・古賀史生厩舎所属でデビューすると、4連勝で98年クリスタルC(G3)を制覇。続くNHKマイルC(G1)は15着に大敗するも、中日スポーツ賞4歳S(G3)で重賞2勝目を飾る。その後は、99年根岸S(G3)で2着に入るなどしたが、勝ち星に恵まれず、02年高松宮記念(G1・12着)を最後に岩手・櫻田浩三厩舎に転厩した。今回の勝利で地方重賞は初制覇。通算成績は50戦14勝(うちJRA28戦7勝)。鞍上の陶文峰騎手、管理する櫻田浩三調教師共に同レースは初制覇。