母の主戦だった宮崎北斗騎手の手綱で初陣を迎えるキューティロンプ(撮影:佐々木祥恵)
2008年と2010年の愛知杯(GIII)を制したセラフィックロンプを母に持つキューティロンプ(牝2・美浦・武藤善則/父エンパイアメーカー 母父マンハッタンカフェ)が、7月31日(日)の新潟5R(芝1600m)でデビューする。母と同じ武藤厩舎の管理馬となり、母の主戦だった宮崎北斗騎手が手綱を取って初陣を迎える。
「厩舎に初重賞をもたらしてくれたセラフィックロンプの子供ですから、思い入れたっぷりですね。この馬は真っ黒に見えて、兄弟の中でも1番お母さんと似ています。本当にそっくりです。北斗(宮崎騎手)も、こんなに似ていていいんですかねと言っていました(笑)。毎週のように、北斗が追い切りに乗っています。今週(7/27)の追い切り時計はさほど速くはないですが、先週の段階でもうできていましたし、体を使った良い動きをしています。楽しみですね」(武藤調教師)
手塚貴久厩舎からも、期待馬が2頭がスタンバイ。7月30日(土)の新潟5R(芝1400m)に出走するリトルレグルス(牡2/父アポインテッドデイ 母リトルスポーツカー 母父Seeking the Gold)は「父がアポインテッドデイと地味ですけど、追ってから味のある馬ですね。ゲートの出も速い方ですし、馬格もあって走りそうな馬です。今のところ言うことはないですね」(手塚調教師)
一方、7月31日(日)の新潟6R(牝馬限定・芝1400m)でデビューするリュネット(牝2/父Kitten's Joy 母ケトルワンアップ 母父Victory Gallop)は「十分乗り込んでいますし、ひと追いごとに良くなっています。現在420キロくらいなので、もう少し体に幅が出てほしいですけどね。ただセンスの良い走りをしますし、フットワークも軽いので、軽い新潟の芝は合いそうです」(手塚調教師)
(取材・写真:佐々木祥恵)