朝一番のCWで京都大賞典に向けた1週前追い切りを行ったキタサンブラック(撮影:井内利彰)
今年の天皇賞(春)を優勝し、前走宝塚記念は3着だった
キタサンブラック(栗東・清水久詞厩舎)。今朝29日は秋の始動戦となる京都大賞典(10月10日・京都芝2400m)に向けた1週前追い切りを朝一番のCWで行っている。
いつものように黒岩悠騎手が跨って、
ラスイエットロスとの併せ馬。6F標識ではゆったりとしていたが、3コーナー手前あたりからラップが速くなって、
スピード感十分。最後の直線は内に併せて同入。時計は6F81.2〜5F66.2〜4F52.1〜3F38.1〜1F12.5秒と先週よりも速く、動き自体も素軽くなっている。
同じく朝一番のCWで京都大賞典の1週前追い切りを行ったのは、昨年の覇者
ラブリーデイ(栗東・池江泰寿厩舎)。こちらは
ステイインシアトル、
ダノンシーザーの2頭を前に見て、先頭からは1秒以上離れた後方からの追走だった。
しかし、4コーナーではすでに2頭を射程圏に入れて、最後の直線は内。しっかりと伸びて前を捕まえ、時計は6F80.6〜5F65.8〜4F51.3〜3F36.9〜1F11.9秒。数字はもちろんだが、見た目にも休み明けとは思えない機敏な走りを見せていた。
(取材・写真:井内利彰)