エニークラップスが準重賞・ゴールドジュニアーで北海道からの移籍緒戦を迎える
10月10日(月・祝)から14日(金)まで行われるこのTCK開催(12日は重賞・東京記念)。大井競馬を主催する東京23区にスポットを当てた「東京メトロポリタンウィーク」の第一弾、東京23区の区名やキャラクター名を冠したレース、各区の名産品やグッズ販売、ゆるキャラ好きにはたまらないマスコットキャラクターも多く来場する(詳しくは
TCKホームページにて)。
11日(火)の11レース準重賞ゴールドジュニアー(1400m)は2歳のオープン戦。1着馬と2着馬には11月16日に実施される重賞ハイセイコー記念(1600m)の優先出走権、1着馬にはJRAが行う特指競走の出走資格が与えられるレースだ。
アブクマポーロなどでもお馴染みの船橋・出川克己厩舎所属のエニークラップスが、北海道からの移籍緒戦を迎える。父はカジノドライブ、母は厩舎ゆかりのデザートレジーナ、母父はタヤスツヨシという血統の牡馬。さらに、2戦2勝と負けなしのノボジャックの姪っ子プレミアムフライト(大井・荒山勝徳厩舎)、新馬戦を圧勝したストリートセンス産駒のマリスレーン(大井・藤田輝信厩舎)、他にも素質馬たちがそろっており、これからの南関東を担っていく馬たちの走りに注目したい。
地方競馬の総大将だったフリオーソ産駒が今年からデビュー。現在のところ、地方競馬ファーストシーズンサイアーランキングトップに君臨中だ。
13日(木)はフリオーソ産駒の2頭、ウズメヒメ(大井・藤田輝信厩舎)と東京ダービー馬バルダッサーレの同厩フジオーソ(大井・中道啓二厩舎)がスタンバイ。ともに父親譲りの栗毛の馬体、前走は非常に惜しい内容での2着だっただけに、初勝利の期待が高まる。
なお、フランスで研修中だったTCKの笹川翼騎手が帰国。先日の川崎開催から国内での騎乗を開始させているが、地元のTCKはこの開催から。ネット競馬のコラムでも多くの刺激を受けていることが綴られていたが、騎乗にもどんな変化があるのか楽しみにしたい。
(文:高橋華代子)