9日、中山競馬場で行われた5R・3歳未勝利(芝1600m)は、松岡正海騎手騎乗の1番人気
ダノンウイングス(美浦・萩原清厩舎)が道中中団を追走し、直線大外から追い込んで優勝。勝ちタイムは1分37秒0(良)。
父In the Wings、母はウンブリア賞(伊G2)の勝ち馬
Proskona(その父Mr.Prospector)という血統の愛国産馬。牝系はヘクタープロテクター(ジャックルマロワ賞-仏G1)、シャンハイ(仏2000ギニー-仏G1)、ラムタラ(凱旋門賞-仏G1)、シーロ(リュパン賞-仏G1)など種牡馬が多数、その他にもGI・3勝の
ボスラシャム Bosra Sham(英チャンピオンS-英G1)、日本で活躍した中では96年クイーンC(GIII)を制した
イブキパーシヴなどがいる。05年タタソールズ
ブリーズアップセールにて約12万ドルで落札されていた。In the Wings産駒は96年の
ジャパンC(GI)で優勝したシングスピール以来、JRAでは2頭目の勝ち上がりとなった。通算成績4戦1勝。
京都競馬場で行われた4R・3歳未勝利(芝1800m)は、熊沢重文騎手騎乗の11番人気
ラッセルバローズ(牡3、栗東・中竹和也厩舎)が、中団から直線力強く伸びて優勝した。勝ちタイムは1分50秒0(良)。人気に支持されていた
ギーニョ、ゲイルはそれぞれ9、6着と敗れた。
勝った
ラッセルバローズは、父サンデーサイレンス、母は96年のエルフィンS(OP)の勝ち馬
チアズダンサー(その父アンバーシャダイ)という血統。全兄に03年京阪杯、04年七夕賞(共にGIII)を制し、昨春から種牡馬入りしたチアズブライトリー、全姉に04年京都牝馬S(GIII)を制した
チアズメッセージがいる。通算成績2戦1勝。
京都3R・3歳未勝利(牝、ダート1400m)は、秋山真一郎騎手騎乗の3番人気
ハナイチリン(牝3、栗東・飯田雄三厩舎)が、スタートで先手を奪うと、直線も後続を突き放して圧勝した。勝ちタイムは1分26秒4(良)。父ボストンハーバー、母は91年エリザベス女王杯(GI)などJRA・4勝(重賞2勝)を挙げた
リンデンリリー(その父ミルジョージ)という血統。半姉に03年フィリーズレビュー(GII)を制した
ヤマカツリリー(父ティンバーカントリー)がいる。通算成績2戦1勝。