良い状態をキープしているマイネルスフェーン(撮影:佐々木祥恵)
1月15日(日)に中山競馬場で行われる3歳馬による一戦、京成杯(GIII・芝2000m)に出走を予定している注目馬4頭の1週前情報。
マイネルスフェーン(牡3・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師。
「前走(ホープフルS・GII・2着)は、体調が良かったのである程度やれるのではないかと思っていました。勝ち馬は強かったですけど、良く走ってくれましたね。未勝利を勝つまでに少し時間がかかりましたけど、不器用なところがありますからね。ただ一戦ごとに学習してくれて、レースの内容も良くなっています。
ずっと使ってきている馬ですし、今日(1/4)は脚慣らし程度の追い切りでしたが、前走の反動もなく良い状態をキープしています。試金石になるとは思いますが、前走は決してフロックではないですし、期待しています」
イブキ(牡3・美浦・奥村武)について、奥村調教師。
「前走(新潟2歳S・GIII・3着)の新潟マイルは、馬場が軽くて切れ味が必要なので、この馬には厳しい条件でしたが、よく頑張ってくれました。前走後はひと息入って体が10キロほど増えましたが、稽古をビシビシやっても体が減りませんし、成長しています。今回の中山2000mは、この馬に適した馬場条件になりますので、どこまでやれるか楽しみです」
コマノインパルス(牡3・美浦・菊川正達)について、菊川調教師。
「男馬にしては線が細いところがありますが、前走(葉牡丹賞・500万下・2着)は体重増で出走させられました。後躯にも幅が出てきましたし、そのあたりに成長を感じますね。新馬戦では前に行けましたし、前走は後ろからでも競馬ができたように、とてもセンスが良いです。前走は勝ってもおかしくない競馬でしたが、相手が1枚上でしたね」
アサギリジョー(牡3・美浦・相沢郁)について、相沢調教師。
「調教では掛かるところがありますが、競馬では大丈夫です。今日(1/4)の追い切りでも引っ掛かっていましたけど、順調に来ていますからね。ホープフルSの勝ち馬は強かったですが、2着馬には未勝利で勝っていますし、あのレースが物差しになると思います。まだ体は絞れる余地もありますし、上積みもあるでしょうから、楽しみの方が大きいですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)