1番人気で8着に敗れた阪急杯からの巻き返しを期すシュウジ(撮影:井内利彰、撮影日は3月14日)
3月26日に中京競馬場の芝1200mで行われるG1レース、高松宮記念。特別登録を済ませた21頭(フルゲートは18頭)はすでに発表されているが、今朝15日はその出走予定馬たちがレースに向けた1週前追い切りを行っている。
1番人気に推された阪急杯で8着に敗れたシュウジ(栗東・須貝尚介厩舎)。個人的にはデビュー以来最高体重となった512キロは少し重めだったと思っているが、それを解消するかのようにこの中間は追い切り本数をこなしている。
1週前追い切りは坂路馬場でレッドヴェルサスを追走する内容。最初は左後方だったが、カーブを過ぎるタイミングで右後方へ移動。そこからぐんぐんと加速して、前に並ぶ間もなく追い抜き、ゴール前では圧倒的な差をつけて先着した。時計は4F51.2〜3F37.0〜2F23.7〜1F11.7秒と素晴らしく速い。この動きを見せられると、当然巻き返しがあって不思議ない。
休み明けのシルクロードS6着だったソルヴェイグ(栗東・鮫島一歩厩舎)は田辺裕信騎手が跨って、坂路馬場での単走。1F目は遅いラップだったが、それ以降は速くなり、3F目が最速で4F目は失速。よって、時計は4F52.3〜3F37.0〜2F24.4〜1F12.7秒となり、動きとしては最後が止まり気味に映る内容だった。
阪急杯2着のヒルノデイバロー(栗東・昆貢厩舎)は四位洋文騎手が跨り、2回目のハローが終了した坂路馬場での単走。1F目を抑えて、2F目から速めるラップだったが、ほぼ馬なりのまま、まっすぐに駆け上がってゴール。時計は4F52.9〜3F38.0〜2F24.5〜1F12.4秒と4F目は減速したラップになっているが、見た目には止まったというよりも、むしろしっかりとした脚どりの印象だった。
(取材・写真:井内利彰)