5日、京都競馬場で行われた6R・3歳500万下(芝2400m)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気キャプテンベガ(牡3、栗東・松田博資厩舎)がスローペースの逃げを打ち、直線は後続を3.1/2馬身突き放して優勝した。勝ちタイムは2分31秒6(良)。2着には7番人気セブンゴールデン、さらに3/4馬身差の3着には3番人気アペリティフが入った。
勝ったキャプテンベガは、父サンデーサイレンス、母は93年桜花賞、オークス(共にGI)を制したベガ(その父トニービン)という血統。全兄には99年の日本ダービー(GI)優勝馬アドマイヤベガ、00年セントライト記念(GII)を制したアドマイヤボス、半兄にはJBCクラシック(交流GI)を3連覇したアドマイヤドン(父ティンバーカントリー)がおり、兄は全て重賞を制している。05年10月にデビューし、初戦(京都・芝1800m)、2戦目(同・芝2000m)と1番人気に推されるも4、3着。2ヶ月半ぶりの出走となった前走のダート戦(同、1800m)で初勝利を挙げていた。通算成績4戦2勝。
東京7R・3歳500万下(ダート1400m)は、後藤浩輝騎手騎乗の1番人気カマーバンド(牝3、美浦・高橋裕厩舎)が、道中2番手追走から直線楽に抜け出し、後ろから迫る9番人気オリオンシリウスに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分27秒8(良)。さらに2馬身差の3着には8番人気スパイシーが入った。
勝ったカマーバンドは、父ミシル、母マネーバンドル(その父ミルジョージ)という血統。半姉に98年東海ウインターS(GII)で3着に入ったウッディーナイス(父クリスタルグリッターズ)、叔父にJRA現6勝(地方1勝)を挙げているスターペスシンタ(牡8、栗東・藤岡範士厩舎)がいる。05年6月に北海道・田中正二厩舎からデビューし、初戦を7馬身差で圧勝。今回のレースが中央に転厩後初めてのレースだった。通算成績2戦2勝(うち地方1勝)。