20日に開幕するロイヤルアスコットの、4日目のメイン競走として行われる3歳牝馬のG1コロネーションS(8F)に向けて、17日(土曜日)正午に設定されていた登録段階で、G1仏1000ギニー(芝1600m)勝ち馬プレシュース(牝3、父タマユズ)の陣営が、3万5千ポンド(約510万円)を支払って追加登録を行ったことが判明。G1英1000ギニー(芝8F)、G1愛1000ギニー(芝8F)を連覇しての参戦となるウィンター(牝3、父ガリレオ)の対決が実現することになった。
プレシュースは、ブレンダンとアンマリーのヘイズ夫妻が愛国に持つノックトーランスタッドによる生産馬。生産者の所有馬としてデビューし、2歳時は3戦して、LRゼダーン賞(芝1200m)2着、LRヤコレフ賞(芝1100m)2着などの成績を残しながら、未勝利に終わっている。
今季初戦となったフォンテンブローのメイドン(芝1200m)で初勝利。続くシャンティーのG3シジー賞(芝1200m)で2着となった後、5月13日にドーヴィルで行われたG1仏1000ギニーを快勝。その後、ホワイトバーチ・ファームのピーター・ブラント氏が、ヘイズ夫妻との直接交渉の末に同馬を購買している。
ブックメーカー各社は、ウィンターをオッズ2倍を切る1番人気に支持。プレシュースは8〜11倍のオッズで2〜3番人気となっている。
(文:合田直弘)