久しぶりでもしっかり力を出せる状態に仕上がっているエイシンスパルタン(撮影:井内利彰)
今週末の宝塚記念(6月25日・阪神芝2200m)で、上半期の区切りが終了。来週からは本格的な夏競馬ということで、関西圏は中京競馬が開幕。そのオープニングを飾る重賞がCBC賞(7月2日・中京芝1200m)。
そこを予定している
エイシンスパルタン(栗東・藤岡健一厩舎)。昨年のスワンS3着、京阪杯2着と重賞制覇まであと一歩のところまできている。今回は休み明けになるが、しっかりと坂路で乗り込まれており、6月14日には4F49.1秒をマーク。今朝21日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
角馬場でしっかりと運動した後、坂路馬場へ移動。閉門直前の時間帯ということもあって、馬場はかなり荒れた状態。スタートは右ラチ沿いを走り、後半2Fは馬場中央を走るという内容だったが、前半で少し行きたがったところを除けば、ほぼ完璧な内容。
最後まで力強く駆け上がって、時計は4F54.0〜3F39.6〜2F25.8〜1F12.8秒。馬場状態を考えると、全体と終いの
バランスが素晴らしい。久しぶりでもしっかり力を出せる状態に仕上がっているのではないだろうか。
(取材・写真:井内利彰)