3歳牝馬エネイブルが人気に応え快勝(撮影:高橋正和)
現地時間1日、フランス・シャンティイ競馬場で行われた凱旋門賞(3歳上・牡牝・GI・芝2400m・1着賞金285万7000ユーロ)に、日本のサトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江泰寿厩舎、C.ルメール騎手)と、サトノノブレス(牡7、栗東・池江泰寿厩舎、川田将雅騎手)が出走。
レースは、サトノノブレスが5〜6番手、サトノダイヤモンドが中団後方から進める展開。直線ではともに外めからの追い上げを図ったものの、伸びを欠いてサトノダイヤモンドは15着、サトノノブレスは16着に終わった。
勝ったのは現地でも日本でも圧倒的支持を得ていた、L.デットーリ騎手騎乗のエネイブル(牝3、英・J.ゴスデン厩舎)。好位追走から早々に先頭に立って後続を突き放す圧勝だった。同馬はこれで英愛オークス、キングジョージ、ヨークシャーオークスに続くGI・5連勝。英国調教の3歳牝馬による凱旋門賞制覇は初。
2着は2.1/2馬身差でクロスオブスターズ(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)、さらに1.1/4馬身差の3着はユリシーズ(牡4、英・M.スタウト厩舎)となった。勝ちタイムは2分28秒69。
【日本馬プロフィール】
◆サトノダイヤモンド(牡4)
騎手:C.ルメール
厩舎:栗東・池江泰寿
父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母父:Orpen
馬主:里見治
生産者:ノーザンファーム
通算成績:12戦7勝(重賞5勝)
主な勝ち鞍:2016年有馬記念(GI)
◆サトノノブレス(牡7)
騎手:川田将雅
厩舎:栗東・池江泰寿
父:ディープインパクト
母:クライウィズジョイ
母父:トニービン
馬主:里見治
生産者:メジロ牧場
通算成績:33戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2014年日経新春杯(GII)