直線の競り合いを制し重賞初Vのゴールドパテック(手前)
「ローレル賞・S3」(7日、川崎)
3番人気の
ゴールドパテックが、直線での競り合いを制して重賞初制覇。初コンビを組んだ瀧川寿は南関東で初の重賞Vとなった。内から伸びた5番人気の
ハタノサンドリヨンが2着、1番人気の
ストロングハートは3着。なお、上位馬3頭には「第41回東京2歳優駿牝馬・S1」(12月31日・大井)への優先出走権が与えられた。
デビュー5年目の川崎の若大将・瀧川寿が、念願の南関東での初重賞制覇を地元で飾った。初コンビを組んだ
ゴールドパテックは決してスタートの得意な馬ではなかったが、ゲートをうまく出して道中は内ラチ沿いの3番手という絶好のポジション。最後の直線では持ち出し、1番人気の
ストロングハートをゴール手前でかわして初タイトルをつかみ取った。
「泣きそうになった。レースで初めて乗る馬だったけど、特に指示もなく自分の感覚で乗りました。最後は道営で一番強い馬がいたけど、よく頑張ってくれました」と会心の笑顔でレースを振り返った。
8月6日の盛岡で
ビービースペースに騎乗してひまわり賞を制し、重賞初勝利を飾っているが「子供の頃から川崎のジョッキーになりたかった」という地元でのタイトルは格別。今後も若手らしい積極的な騎乗で南関東を盛り上げていく。