瀬戸口元調教師 急性白血病で死去 オグリ育てた名伯楽

2017年11月11日 06:00

 88年の有馬記念でオグリキャップの口取りをする瀬戸口元調教師(右から2人目)

 国民的アイドルホース・オグリキャップなどの名馬を育てた瀬戸口勉元調教師が9日、急性白血病のため滋賀県内の自宅で死去した。81歳。通夜、葬儀は親族のみで営まれ、後日お別れ会が設けられる。

 59年に騎手デビューし、63年桜花賞(ミスマサコ)でG1初勝利。73年には調教師免許を取得して騎手を引退。75年に開業し、07年2月末に定年で引退するまで、JRA通算8155戦864勝の戦績を残した。

 地方の笠松競馬から移籍したオグリキャップを手掛け、88、90年有馬記念などを制覇。03年にネオユニヴァース、06年にメイショウサムソンで皐月賞、ダービーの2冠を制している。また、05年にラインクラフトで桜花賞、NHKマイルCの変則2冠を達成。中山大障害を99年ゴッドスピード、06年マルカラスカルで制すなど、平地、障害を合わせてG1・15勝(重賞51勝)を挙げた。

 ラインクラフトとコンビを組むなど、管理馬でJRA重賞13勝を挙げた福永は「恩師です。(福永の師匠)北橋修二先生の盟友ということで、多くの馬に乗せてもらいました。恩返しができないまま亡くなられたので、何かしてあげられなかったのか、自責の念に堪えられません。近くで見守ってくださっていると思うので、これからも恥じない騎手生活を送れたらと思います」とコメントを寄せた。

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