お尻がチャームポイントというキタサンブラックの後ろ姿(撮影:花岡貴子)
早いもので今年も残すところ2週間を切りました。ホント早いです。競馬に関わっていると1週間単位で物事が進むせいか、あっというまに時間が過ぎてしまいます。
19日火曜日のトレセンは昨日ほど寒くはなかったですし、陽射しもしっかり暖かかったですね。
普段、あまり汗をかかないヤマカツエースが「キャンターでうっすら汗ばんだほど」(土屋助手)、暖かかったのです。
ヤマカツエースは相変わらず調子が良さそう。
「ジャパンカップの時より状態はいい」(土屋助手)ということですし、器用で操縦性の高い馬ですから、狙ってみるつもりです。このあとは放牧でお休み。いつも頑張っている馬ですが、今週ももうひと頑張りして欲しいですね。
それにしても昨日も今朝も会う人会う人、「いや〜、ダノンプレミアムは強かったね!」という会話ばかり。牡馬クラシックを意識している陣営とは特にそんな話題が出ました。
ヤマカツエース担当の土屋助手もそのひとり。もう1頭の担当馬がカツジということもあって、やっぱり気になっているようです。カツジは現在厩舎で調整中。次走はきさらぎ賞なので本格的な乗り出しは年明けですね。来年は今週のヤマカツエースと同じくらい注目することになるでしょう。
ラストランを控えたキタサンブラックですが、19日火曜も落ち着いた様子でした。
毎日一緒に過ごしている辻田厩務員にチャームポイントを聞いてみました。
「お尻が可愛いですね(笑)」
具体的には、脚を入れ替えながら体重をかける仕草が可愛らしいそうです。
今朝、わたしが見に行ったときはちょうど右後脚を休めながら立っていました。そんなことを聞いていただけに、思わずお尻をガン見してしまいましたよ!
それから、もうひとつ。
「ニンジンを食べているときが可愛いです。人が近寄ってくると、その足音を聞いて自分がニンジンをもらえると思って待っているんです」
担当の辻田厩務員はもちろん、清水久詞調教師もよくキタサンブラックにニンジンをあげていますね。足音を聞いてニンジンをもらう準備をするなんて可愛すぎます! そして、そんな日々にもうすぐ終わりが来ることに一抹の寂しさを覚えるのです。
(取材・写真:花岡貴子)