「ユングフラウ賞・S2」(14日、浦和)
4番人気の
エターナルモールが逃げ切りで重賞初制覇。勝負どころから追い上げた3番人気の
グラヴィオーラが2着に入り、2番手を追走した1番人気の
ストロングハートが3着に粘った。なお、上位3頭が桜花賞(3月21日・浦和)の優先出走権を獲得した。
4枠4番からこれ以上ないスタート切った
エターナルモールがハナ争いを制して主導権を奪取すると、そのまま逃げ切って桜花賞へ王手をかけた。
手綱を取ったのは金沢から期間限定で参戦している吉原寛で、JRAの舞台にも頻繁に顔を出す名手だ。「スタートが決まれば1コーナーまでに(ハナを)主張しようと思っていた」という作戦通りの展開で、ゴールまで上位人気馬の追撃を許さなかった。
管理する宗形竹師は2010年に
バックアタックで同レースを制しており、08年1月の初出走から約10年の調教師生活で重賞2勝目となった。「ユングフラウ賞に縁があるのかなあ」と照れ笑いしながら「でも、前回は桜花賞で負けているので(1番人気で2着)、リベンジをしたいですね」と前を向いた。
「筋肉がいい
スピード馬で、マイルまでなら
スピードで押し切れるタイプ」と師。前走に続いて浦和コースでは2戦2勝。35日後の本番へ向けて夢が広がった。