昨年のG1ドバイターフ(芝1800m)2着馬で、2017年ワールドランキング芝マイル部門で欧州調教馬としては第5位となるレイティング120を獲得した
エシェム(牡5、父
フットステップスインザサンド)が、23日に
シャンティーで行われた条件戦(オールウェザー1900m)に登場。見事に勝利を収めた。
 カタールの王族シェイク・
ジョアンの競馬組織アルシャカブ・レーシングが所有し、クリストフ・フェルランが管理する
エシェムは、3歳だった16年7月に
メゾンラフィットのG2ユージンアダム賞(芝2000m)で重賞初制覇。4歳春は、
シャンティーで行われた条件戦(オールウェザー1900m)で2着となった後、G1初挑戦となったドバイターフで
ヴィブロスの2着に健闘していた。
 ドバイ後は一度も走らずに、昨シーズンを終えた
エシェムにとって、23日のレースは11か月ぶりの実戦だったが、道中2番手追走から残り300m付近で先頭に立つと、最後は1.1/2馬身抜け出して優勝。1.6倍というファンの圧倒的支持に応えている。
 ただし同馬は、1月11日に締め切られた第一次登録で、3月31日のG1ドバイターフには登録しておらず、今後追加登録するのか、別路線を行くのか、動向が注目されている。
(文:合田直弘)