現地時間6日、米・チャーチルダウンズ競馬場で行われたケンタッキーダービー(3歳、米G1・ダート10f)は、E.プラード騎手騎乗の2番人気バルバロ Barbaro(牡3、米・M.マッツ厩舎)が、道中は先団に位置すると、3角から徐々に進出。直線手前で先頭に立ち、14番人気ブルーグラスキャット Bluegrass Catに6.1/2馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分01秒36(良)。さらに2馬身差の3着には9番人気ステッペンウォルファー Steppenwolferが入り、前哨戦のサンタアニタダービー(米G1)を快勝していた3番人気ブラザーデレク Brother Derekは4着同着、1番人気に推されたスイートノーザンセイント Sweetnorthernsaintは7着に敗れた。
勝ったバルバロは、父Dynaformer、母La Ville Rouge(その父Carson City)という血統の米国産馬。05年10月のデビューから芝で3連勝を飾り、ダート初挑戦のホーリーブルS(米G3)も快勝。G1初挑戦となった前走フロリダダービー(米G1)を制し、無傷の5連勝でここに臨んでいた。通算成績6戦6勝(重賞4勝)。
鞍上のE.プラード騎手、管理するM.マッツ調教師共に同レース初勝利。04年スマーティージョーンズ Smarty Jonesに続いての史上6頭目の無敗のダービー馬誕生となった。