来週に向けてしっかり追い切ったシュヴァルグラン(写真奥、撮影:井内利彰)
昨年のジャパンCで悲願のG1制覇、今春は天皇賞・春(4月29日・京都芝3200m)を大目標に大阪杯(4月1日・阪神芝2000m)から始動予定のシュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎)。2月21日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩して、順調に追い切りを進めている。
今朝8日は大阪杯に向けての3週前追い切りだったが、CWコースでジェニシスとの併せ馬。7F標識地点で前との差は3馬身ちょっとあったが、6F標識では2馬身弱のところまで詰めてくる。
ぴったりとその差を保ったまま、3コーナーから4コーナーを通過して、最後の直線へ。道中の走りを見ていると、最後の直線では楽々と先着するかと思ったが、いざ追い出すと追い抜くまでの瞬発力はなく同入でゴール。時計は6F98.2〜6F82.2〜5F67.1〜4F52.5〜3F38.7〜1F12.6秒だった。
ゴール板を過ぎてもステッキで一杯に追われていたので、そのあたりについて、騎乗していた大江祐輔調教助手に聞いてみると「まだ休養モードが抜けていないので。来週に向けてしっかりやっておきたかったので」と意図を説明。ゴールを過ぎてぐんぐん伸びていただけに、これで来週は反応も変わってきそう。
(取材・文:井内利彰)