T.J.スミスSは7着と敗れたブレイブスマッシュ(手前、写真は2018年フューチュリティS優勝時、提供:Racingfotos Ltd)
7日、オーストラリアのロイヤルランドウィック競馬場で行われたT.J.スミスステークス(G1・芝1200m・1着賞金145万豪ドル=約1.2億円)は、道中4番手集団の外から競馬を進めたトラピーズアーティスト(牡3、T.アングランド騎手)が、逃げた1番人気レッドゼル(セン5、K.マカヴォイ騎手)をラスト100mで差し切り優勝。スニッツェル産駒同士の対決を制し、昨年のゴールデンローズ以来となるG1・2勝目を挙げた。
このレースには日本から移籍したブレイブスマッシュ(牡5、C.ウィリアムズ騎手)も出走。道中は馬群の内で脚をため、直線では馬群から抜け出し3番手まで進出するところも見せたが、ゴール前での伸びを欠いて7着に敗れた。
ブレイブスマッシュは父トーセンファントム、母トーセンスマッシュ(その父トウカイテイオー)という血統。2017年に美浦の小笠倫弘厩舎から豪州のD.ウィアー厩舎に移籍し、2走前のフューチュリティステークスで豪G1初制覇。前走のニューマーケットハンデも2着と好走が続いていたが、今回は残念ながら実力発揮とはならなかった。