シンガポール航空国際C、コスモバルクが優勝

2006年05月14日 22:00

 14日、星・クランジ競馬場で行われたシンガポール航空国際C(3歳上、星G1・芝2000m)は、五十嵐冬樹騎手騎乗のコスモバルク(牡5、北海道・田部和則厩舎)が道中2番手追走から直線抜け出し、大外から追い込んだキングアンドキング King and Kingに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分06秒56。さらにアタマ差の3着にはボウマンズクロッシング Bowman's Crossing、また高岡秀行調教師が管理するダイヤモンドダスト Diamond Dustは5着に入った。

 勝ったコスモバルクは、父ザグレブ、母イセノトウショウ(その父トウショウボーイ)という血統。03年8月にデビューし、4戦2勝の成績を収めると、地方所属のまま百日草特別(2歳500万下)、ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)、04年弥生賞(GII)と中央3連勝を達成。地方馬初のクラシック制覇を目指し挑んだ皐月賞(GI)は直線鋭く追い込んだものの2着に惜敗し、続く日本ダービー(GI)も8着に敗れた。地元の北海優駿を制して挑んだセントライト記念(GII)をレコードで快勝、ジャパンC(GI)でも2着と健闘し、実力の片鱗を見せた。05年シーズンは不振が続き、今年初戦の日経賞(GII)でも2番人気に推されながら8着に敗れていた。海外挑戦は05年チャンピオンズマイル(香G1-10着)以来となる2戦目で、1年8か月ぶりの勝利を海外G1制覇という快挙で飾った。通算成績22戦8勝(うち海外2戦1勝、地方5戦3勝、重賞5勝)。

 日本調教馬の海外G1制覇は、今年3月のハーツクライ(ドバイシーマクラシック-首G1)に続き14勝目(11頭目)で、地方所属馬としては史上初の快挙となった。

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