JRA現役最高齢のサイモントルナーレが引退 オーナー澤田氏「よく頑張ったね」

2018年04月19日 13:45

JRA現役最高齢のサイモントルナーレが引退(写真は2014年函館記念出走時、撮影:武田明彦)

 JRAの現役最高齢のサイモントルナーレ(牡12、美浦・加藤和宏厩舎)が、4月18日付の登録抹消を以て引退することがわかった。長期に渡り長距離の重賞戦線を盛り上げ、昨年のステイヤーズSなど、藤田菜七子騎手も3度騎乗した。2006年生まれで、同世代にはロジユニヴァースブエナビスタなど。

 サイモントルナーレは父ゴールドアリュール、母ユーモレスク、その父アフリートという血統。2009年3月21日中山6R・3歳新馬でデビュー、初勝利は同年7月4日福島7R・3歳未勝利。2013年に格上挑戦した丹頂S(OP)を勝ってオープン入りした。その後も走り続け、2018年の日経賞(15着)が最後のレースとなり、通算成績は78戦4勝。馬名の意味は「冠名+おかえりなさい(伊)」。

 今後はJRA馬事公苑にて乗馬として調教を始める。

【オーナー・澤田昭紀氏のコメント】
 無事に引退し馬事公苑に行く、という想いが叶い実に嬉しいです。多くのファンにも喜んでもらえるでしょう。トルナーレ号には「おかえり。よく頑張ったね」と声を掛けたいと思います。誘導馬の夢もありますが、まずはゆっくりさせてあげたい。

【加藤和宏調教師のコメント】
 実はあと一戦、ダートでラストランを計画していました。いつも驚くほど元気です。12歳にして毎日、自ら進んで調教コースに向かっています。馬事公苑でも優等生ぶりが認められて、やがて誘導馬になってほしい。本当に感無量です。

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