4月29日にパリロンシャン競馬場で行われたガネー賞(G1・芝2100m)で今年の始動戦を4馬身差完勝した昨年の欧州最優秀3歳牡馬のクラックスマン(牡4、英・J.ゴスデン厩舎)の次走は、5月27日にアイルランド・カラ競馬場で行われるタタソールズゴールドC(G1・芝2100m)が有力。同馬のオーナー・オッペンハイマー氏が海外メディアに明かした。
僚馬で昨年の欧州年度代表馬に輝いたエネイブル(牝4、英・J.ゴスデン厩舎)の始動戦候補は、タタソールズゴールドCか、6月1日にエプソム競馬場で行われるコロネーションC(G1・芝2400m)となっていたが、コロネーションCが有力。同厩舎の強豪牡牝2頭の対決はその先となる見通し。
クラックスマンは父Frankel、母Rhadegunda、その父Pivotalという血統。ガネー賞では昨年10月の英チャンピオンS(G1・芝2000m)での7馬身差独走以来の復帰戦を完勝し、G1・2勝目を挙げた。通算成績は8戦6勝。