2007年の朝日杯FSを勝利したゴスホークケン(撮影:下野雄規)
2007年の朝日杯FS(GI・芝1600m)に優勝し、種牡馬として北海道新冠郡の白馬牧場に繋養されていたゴスホークケン(牡・13歳)が、5月20日に大動脈破裂のため死亡した。24日、JRAが発表した。
ゴスホークケンは父Bernstein、母オールザウェイベイビー、その父Grand Slamという血統。2007年のJRA賞最優秀2歳牡馬で、通算成績は15戦2勝。種牡馬としては、これまで中央競馬でデビューした産駒は6頭で、地方競馬所属での勝利も含めればそのうち全頭が勝ち上がった。父と同じ藤田在子オーナー所有(ゴスホークケンのデビュー時は藤田与志男氏名義。氏が同馬現役時に逝去、在子夫人所有となった)のマルターズアポジーはここまで通算8勝、重賞タイトルも3つ手にしている。
【藤田在子オーナーのコメント】
突然のことだったので、びっくりしました。GIをプレゼントしてくれた馬ですし、種牡馬となった初年度の産駒からオープン馬を出してくれました。今は感謝の気持ちでいっぱいです。今でも会いに来てくれるファンの方がいらっしゃると聞きました。この場を借りて、感謝申し上げます。残されたゴスホークケンの仔たちの活躍を願っています。