昨年の宝塚記念覇者のサトノクラウン(撮影:佐々木祥恵)
6月14日(木)、宝塚記念(GI・芝2200m)に出走予定の堀宣行厩舎のサトノクラウン(牡6)とアルバート(牡7)の1週前追い切りが、ウッドチップコースで3頭併せで行われた。最後の直線では大外にレイダー(牡4・1000万下)、真ん中にサトノクラウン、最内がアルバートという態勢で、ゴールではサトノクラウンがレイダーからおよそ0秒1遅れ、アルバートがそこから更に0.1秒ほど遅れるという内容だった。追い切り後の森調教助手のコメント。
「サトノクラウンは石橋脩騎手が乗って追い切りました。良い頃と比べると物足りない感じでしたが、今週しっかりやったことで良い方向に向いてくれればと思います。レースでも石橋脩騎手が騎乗します。ひと癖ある馬ですが、石橋騎手も普段の調教でこの馬に乗っていますし、厩舎の他の馬にも乗ってくれていますので、コミュニケーションも取れているので問題ないでしょう。
アルバートは、終いしっかりやりましたが、いつものこの馬の動きだったと思います。2走前の阪神大賞典(GII・4着)時はいかにも休み明けという感じでしたが、前走の春の天皇賞(GI・8着)時とは良い意味で平行線です。今回は藤岡康太騎手に乗り替わりますが、特に癖はない馬ですし問題ないと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)