2日、笠松競馬場で行われたサラ・クイーンC(3歳牝、ダート1600m、1着賞金170万円)は、大塚研司騎手騎乗の3番人気キムタツプリンセス(牝3、笠松・柳江仁厩舎)が、道中2番手追走から直線入り口で先頭に立つと、外から追い上げた4番人気タカノハルビーを1/2馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは1分44秒3(良)。さらに3馬身差の3着には2番人気マウタンが入った。なお、今回がJRAからの移籍初戦で、1番人気に支持されたセントルイスガールはスタートで後手を踏み、8着に敗れた。
勝ったキムタツプリンセスは、父ワカオライデン、母ハーバースプライト(その父シンボリルドルフ)という血統。従姉に5月24日の東京プリンセス賞(南関東G1)で2着に入ったものの、同30日に急性心不全で死亡したヨシノアルテミスがいる。05年8月に北海道・大崎順司厩舎からデビューし、ホッカイドウ競馬で2勝を挙げ現厩舎に移籍。その後は若草賞、新緑賞と重賞で続けて2着に入るなど、安定した走りを見せていたが、前走の駿蹄賞は8着に敗れていた。通算成績13戦4勝(重賞1勝)。