前走の猪苗代特別を勝っているアルクトス(撮影:佐々木祥恵)
3歳馬によるダート重賞のレパードS(GIII・新潟ダ1800m)に美浦から出走する各馬について、追い切り後の関係者のコメント。
■アルクトス(牡3・美浦・栗田徹)について、田辺裕信騎手。
「まだ成長段階にあると思いますが、馬体は良いですね。今週(8/1)の追い切りでも普通に動けていましたし、良い意味で平行線で来ています。
前走(猪苗代特別・1000万下・1着)はスローペースでしたが、その中で良い脚を使ってくれましたし、今回も展開次第でどこまでやれるかでしょう」
■イダペガサス(牡3・美浦・高柳瑞樹)について、三浦皇成騎手。
「今週(8/1)もスムーズな追い切りで良かったと思います。実戦では初めて乗りますが、追い切りには何回か乗ったことがあって、以前に比べると体のハマりが良くなってきて折り合いもつくようになっていますね。
左回りは合いそうですし、あとは1800mの距離がどうかというのはありますが、どこまでやれるか楽しみにしています」
■ミックベンハー(牡3・美浦・畠山吉宏)について、畠山調教師。
「前走(ユニコーンS・GIII・11着)は相手も強く、あれが現状でのオープン馬との差だったかもしれません。今回は4回コーナーを回りますが、そのコース形態も問題ありません。
先週併せ馬でしっかりと追い切っているので今週(8/1)はサラッとやりましたが、このレースを目標に順調です。去年ローズプリンスダムでこのレースを勝った木幡巧也騎手が今回は騎乗しますので、改めて期待したいです」
■クレディブル(牡3・美浦・萩原清)について、萩原調教師。
「追い切りでジョッキー(江田照男騎手)に感触を掴んでもらいました。動きも良かったですね。暑さの影響もないですし、状態面に替わりはありません。条件馬で重賞に入ると荷は重いかもしれないですが、頑張ってほしいですね」
■フロリアヌス(牡3・美浦・武藤善則)について、武藤調教師。
「前走(横手特別・1000万下・6着)から中1週なので、今週(8/1)は単走でさほどやるつもりはなかったのですが、テンは少し飛ばし気味でしたね。それでも体重は増えていますし、前走と同じくらいの馬体重で出走できると思います。
前走はスムーズに前があいてくれればもう少しやれたと思いますが、昇級戦でも内容はまずまずだったので、重賞を使うことにしました。中山の1800mで強いメンバーの中で良い競馬も経験していますし、距離も問題ないでしょう」
(取材・文:佐々木祥恵)