キャロットC

近親にアドマイヤメインなど重賞ウイナーが並ぶプロスペリティ/関東馬メイクデビュー情報

2018年08月13日 18:00

新潟の芝1600mでデビュー予定のプロスペリティ(撮影:竹之内元)

 先週はFrankel産駒のミリオンドリームズが断然人気に応えて初陣を飾るなど、今後も楽しみな馬が続々とデビューした。

 今週も多くの注目馬がスタンバイしており、更に見逃せなくなりそうだ。

◆エスプランデル(牡、父ノヴェリスト、母ラシンティランテ、美浦・木村哲也厩舎)

 アグネスタキオン産駒の母は新馬勝ちを含む3勝。叔父に日本で重賞2勝(きさらぎ賞、チャレンジC)を挙げ、豪州移籍後にG1を2勝(トゥーラックH、エミレーツS)したトーセンスターダムがいる。さらにトーセンジョーダン(天皇賞・秋)、トーセンホマレボシ(京都新聞杯)などの活躍馬が出ている。

「ひと言で気のいいタイプ。良くも悪くも真面目に走り過ぎてしまうところがある。ただ、牧場(ノーザンファーム天栄)でも十分に乗り込んでもらったし、この馬自身のベースは高い。しっかりとコントロールして走りの質を上げていけるように課題の修正に取り組んでいきたいですね」と木村哲也調教師。8月19日、新潟の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆プロスペリティ(牝、父ブラックタイド、母プロミネント、美浦・手塚貴久厩舎)

 祖母のプロモーションはG3・クイーンSを勝っており、G1・エリザベス女王杯でも4着に健闘した。伯父に重賞2勝(毎日杯、青葉賞)、ダービー2着、菊花賞3着のアドマイヤメインがいる。

「8日の追い切りでは遅れたけど、走る相手(アンブロークン)を追走した分もあるし、そんなに気にしなくていいと思う。真面目に走る性格でセンスもあるし、距離的にはマイル前後が合いそうなタイプ。新潟の軽い芝は良さそうだし、初戦から楽しみにしています」と手塚貴久調教師。8月19日、新潟の芝1600m(牝馬)を石川裕紀人騎手で予定している。

◆ボストンテソーロ(牝、父Temple City、母Spirited Away、美浦・田中博康厩舎)

 2017年のキーンランドセプテンバーイヤリングセールに上場され、落札額は13万ドル。3代母のNorth Siderは米G1・3勝(サンタマルガリータ招待H、アップルブロッサムH、マスケットS)を挙げ、1987年のエクリプス賞最優秀古馬牝馬に選出された。8月5日、12日の坂路ではラスト1F11秒9、同12秒0と脚力があるところを見せている。

「じっくりと乗り込んできました。アメリカ血統で馬っぷりがいいし、グッと行くタイプ。血統的にはダートのほうが手堅いかもしれないけど、芝でも走れそう。いいモノを持っていることは確かだし、期待の1頭です」と田中博康調教師。8月19日、新潟の芝1400mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ミリオンスターズ(牝、父ヴィクトワールピサ、母ミリオンウィッシーズ、美浦・宗像義忠厩舎)

 母は仏3勝。伯父に仏GI5勝(凱旋門賞、クリテリヨムアンテルナシヨナル、ジャンプラ賞、パリ大賞典、ガネー賞)のバゴ、仏GI2勝(ムーランドロンシャン賞、イスパーン賞)のMaxiosがいる。

「ゲート試験に合格後は牧場(ノーザンファーム天栄)で乗り込んでもらいました。小柄な牝馬だし、ある程度の態勢は整っています。気がいいし、初戦から力は出せそう」と宗像義忠調教師。8月19日、新潟の芝1600m(牝馬)を北村宏司騎手で予定している。

(取材・文:竹之内元)

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