28日、荒尾競馬場で行われた九州王冠(3歳上、ダート1400m、1着賞金100万円)は、吉井浩和騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝100円)テイエムデウス(牡5、荒尾・平山良一厩舎)が、スタートから先手を奪うと直線に入ってもそのまま粘り込み、4番人気ダイキチムスメに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分29秒1(重)。さらに1/2馬身差の3着には8番人気フジヤマロバリーが入った。
勝ったテイエムデウスは、父タイキシャトル、母ベイダー(その父Green Desert)という血統。JRAでは通算3勝を挙げ、昨年12月の高砂特別(3歳上1000万下)15着を最後に栗東・福島勝厩舎から荒尾・平山良一厩舎に移籍。移籍2戦目のはがくれ大賞典こそ6着に敗れたが、その後は連勝を続け、前走のパールC(荒尾・ダート1400m)も快勝していた。通算成績27戦9勝(重賞1勝、JRA20戦3勝)。