昨年の七夕賞など重賞2勝のゼーヴィントが引退(撮影:下野雄規)
屈腱炎で療養中の重賞2勝馬ゼーヴィント(牡5、美浦・木村哲也厩舎)は、その回復状況が思わしくないため、復帰を断念する。近日中に競走馬登録を抹消される予定。所属するシルクホースクラブが9日、発表した。
ゼーヴィントは父ディープインパクト、母シルキーラグーン、その父ブライアンズタイムという血統。2016年のラジオNIKKEI賞、2017年の七夕賞と、夏の福島重賞をともに戸崎圭太騎手騎乗で1番人気に応え優勝。ほかに重賞の2着が3度ある。昨年の七夕賞後に左第1指骨剥離骨折を発症し、今年の日経賞(6着)で約8ヶ月ぶりに戦列復帰。しかし宝塚記念(14着)後に屈腱炎を発症し、全治9ヶ月以上と診断されていた。
通算成績は13戦4勝。獲得賞金は1億6384万円。