5日、旭川競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1500m)は、坂下秀樹騎手騎乗の6番人気カネグラ(牡2、北海道・原孝明厩舎)が好スタートから先手を奪い、1番人気エイダイヒーローとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分41秒1(良)。この勝利が06年新種牡馬スエヒロコマンダー産駒の初勝利となった。

　勝ったカネグラは父スエヒロコマンダー、母ターフアミティエ(その父ザグレブ)という血統。半姉に今年の関東オークス(交流GII)を制し、史上初の南関東牝馬三冠を達成したチャームアスリープ(父ティンバーカントリー)がいる。4月27日のデビュー戦は5着に敗れ、その後も勝ち切れないレースが続いていたが4戦目での初勝利となった。

　新種牡馬のスエヒロコマンダーは、父コマンダーインチーフ、母は92年阪神3歳牝馬S(GI)の勝ち馬スエヒロジョウオー(その父トウショウペガサス)という血統。99年鳴尾記念(GII)、小倉大賞典(GIII)を制すなど中長距離を中心に重賞戦線で活躍。03年日経新春杯(GII-11着)を最後に現役を引退した。通算成績60戦7勝(重賞2勝)。現在は優駿スタリオンステーションに供用されており、初年度は24頭に種付けを行っている。